【虎に翼】23週(113話)ネタバレ感想・考察|百合さんの認知症で星家にトラブル

朝ドラ
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この記事では、

虎に翼 9月4日(水)放送分
第113話/23週
・あらすじ(ネタバレ)
・感想&考察


をまとめました!

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あらすじ第113話/23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」

社会が日米安保改定に揺れるなか、
週刊誌に掲載された竹中の記事が人々の心を打ち、世間の注目を集め始めていました。

寅子は家でも原爆裁判に思い悩むようになりますが、航一はそばで寄り添い続けます。

桂場のもとには
「原爆裁判を速やかに終わらせるように」という
政治関係者の要求も届くようになりました。

そんなころ原告のひとり、広島の吉田ミキが裁判で証言台にたつという意思を固めました。

星家では百合さんの認知症が進行していました。
星家のみんなが対応に追われますが、
のどかは寂しいような疲れたような表情を浮かべていました。
優未は気持ちを落ち着けるように努めて気丈にふるまいます。

そんなとき、百合さんの認知症で騒ぎが起きましたが、
のどかは手助けることなく、玄関先でたばこを吸っていました。
なぜ助けてくれなかったのかと問い詰める優未でしたが、
ついに怒りが爆発してしまいます。

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感想・考察ポイント

原爆裁判が注目されはじめる

竹中の記事によって、原爆裁判は世間の注目を集めることになりました。
老いてもなお、記者としての報道姿勢・力量があることに驚かされますね。

裁判の準備手続きのころから、
国側の弁護士である反町は、一貫して浮かない表情をしています。

広島・長崎にゆかりがある?と予想していますが、
その理由をそろそろ描いてほしいところですね!
国側の国際学者である加納も、
裁判外では、被爆者を慮っていることがわかりました。

百合さんの認知症が進行

「財布が盗まれた!」「シチューが腐っている!」と言って
昼も夜も騒ぐようになってしまった百合さん。

のどかは寂しいような疲れたような表情を浮かべて、一歩ひいた立ち位置にいました。
この理由の考察は、このあとの章で記載します。

百合さん役である、余貴美子さんの演技が引き込まれるほどリアルですね。
「家族を思い出して見るのがつらい」といったSNS意見がたくさんありました。

認知症は本人だけでなく、時には家族の心までも蝕んでいく、
そういう面がたしかにあります。
徐々に老いていく様を詳細に描くのは、朝ドラとしてはめずらしいかもしれません。

原告・吉田ミキの登場

原告のひとり、吉田ミキが法廷に立つ意思を固めたことに、
岩居は裁判の風向きが変わるのではと喜びます。

一方で轟は、
世間の注目を集める裁判だからこそ、彼女だけが矢面に立ってしまうことを心配します。

ここでのよねの発言がかっこよかったですね!

「どの地獄で何と戦いたいのか、決めるのは彼女だ」

これは何事にも通じる言葉だなと感じました。

のどかの心の闇

百合さんの認知症が進行して、
「シチューが腐っている」と大騒ぎをしていたとき。

のどかは百合さんを止めることができたのに、
家に入ることなく、玄関先でタバコを吸っていました。

のどかには、本当は美術の道に進みたいという気持ちがあったけれど、
百合さんから「やめておきなさい」と言われてあきらめた背景があることがわかりました。

百合さんの期待に応えるように、
大学は英文科を選び、卒業後は銀行に就職した、けれどいずれもつまらなかった…。

自分の人生の選択に大きな影響を及ぼした百合さんが、
認知症で壊れていくような様子を見ると、
自分の人生が間違っているのではないか?と思いが
ますます強まってしまったのかもしれませんね。

優未の心の闇

百合さんの認知症の様子にとまどいながらも
「落ち着け、深呼吸」と言って気丈にふるまっている優未。
そんな優未の気持ちが爆発してしまいました。

のどかに蹴りを入れるほど怒っているのはなぜなのか?と考えました。

のどかに対して、
・長年お世話になったおばあちゃんになぜやさしくできないのか
・自分の決めた進路がうまくいかないからといって他人のせいにするべきではない
・認知症という、家族のつらい現実から自分だけ逃げるなんて許せない
といったところかと思います。

また百合さんに対しても、
・のどかの要望を聞かずなぜ美術の道をあきらめさせたのか
・のどかに自分の期待を押し付けていなかったか
という思いがあるかもしれませんね。

なお、優未役である毎田暖乃さんは、
子役時代に朝ドラ「おちょやん」にも出演していましたが、
蹴りが定番だったようです。
朝ドラファンにしかわからない小ネタを仕込んでいたんですね!

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