【虎に翼】23週(114話)ネタバレ感想・考察|優未のプチ家出、原爆裁判・原告の思い

朝ドラ
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この記事では、

虎に翼 9月5日(木)放送分
第114話/23週
・あらすじ(ネタバレ)
・感想&考察


をまとめました!

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あらすじ第114話/23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」

優未の家出先は、轟・よねの法律事務所でした。

轟は寅子に一報を入れ、
優未にはゆっくりしていくよう優しく声を掛けました。

遠藤は「口や手を出して何の責任を持たない人にはどうかならないで」と優未を諭し、
優未も納得した様子でした。

迎えに来た寅子とともに星家に帰った優未は、
玄関で出迎えてくれたのどかに謝って仲直りするのでした。

昭和37年1月、
裁判の前日に、原告・吉田ミキが広島から上京しました。

吉田の原爆裁判への思いが語られました。

原爆によって、顔・頭・胸・足に跡が残るほどの傷を負い、
乳腺まで焼けたことで生まれた子供にはお乳をやることができず、
のち3回の流産をきっかけに夫も去っていった…と。

よねは、吉田がつらい思いを抱えて無理に証言台に立とうとしていることを見抜き、
証言台に立つことをやめるよう提案します。

原爆裁判では、吉田の手紙が代読され、人々の心を打つのでした。

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感想・考察ポイント

優未のプチ家出

優未の家出先は、山田轟法律事務所でした。
登戸の家ではなかったのは、花江たちを心配させたくなかったからかもしれませんね。

轟の恋人である遠藤が優未に向けた言葉が印象的でしたね。

「怒っちゃいけないことなんてない。
ただ、口や手を出してしまうことは、
その人との関係や、自分自身が変わってしまうということ。
口や手を出して、何の責任を持たない人には、どうかならないでほしい」

やったことに対しては責任を持てる人になってほしい、ということですね。
優未の心に響いたようでほっとしました。

同時に、現在描かれている原爆裁判にあたり、
原爆投下の原因を作った、米国や日本政府へ向けられた描写のようにも感じられました。
戦争をやったその責任はどう取るのか?と。

星家では、航一とのどかが一緒にカレーを作って、
寅子と優未の帰りを待っていましたね。

航一とのどかの親子関係や、
寅子と優未を含めた家族のようなものの関係が順調で、
星家が明るくなってきた様子がわかってうれしくなりました。


原告・吉田ミキの裁判への思い

裁判の前日に上京し、山田轟法律事務所を訪れた、原告の吉田ミキ。

食事が終わった吉田に対して、
よねは「お茶入れますね」と声をかけます。

よねは、吉田と話をしてみたいという気持ちがあったのでしょう。
よねの性格から考えて、とても珍しいことに思えました。

吉田は語り始めます。
原爆前は、誰もが振り返るほどの美人だった…
原爆後は、別の理由(顔の傷)で振り返ってくると…

自分が何かをしたわけではないのに、
なぜこのような仕打ちを受けなければならないのか。
誰か助けてほしいのに、声を上げる場所すらない。

つらい気持ちをずっと吐き出すことができずにいたんですね。

吉田の最初の子供は、おそらく亡くなってしまったのでしょう。

戦後、誰もが食べるものに困っていた時代です。

生まれたばかりの赤ちゃんは、お乳によって水分・栄養をとりますから、
それをあげられなかった苦しみがどれほどだったか…想像すると苦しくなりました。

夫も去り、今はひとりで暮らしているのでしょうか?

吉田の裁判への決意がどうか実を結んでほしいと、
願わずにはいられませんでした。

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まとめ

9月5日(木)放送分、第114話
についてまとめてみました!

今回はやはり、
吉田ミキが上京するまでに至った経緯に考えさせられました。
寄り添うよねの姿も印象に残りました。

原爆裁判はいよいよ決着がつきそうですね。
どのような判決が出されるのか、次回も心して鑑賞したいと思いました。




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